介護備忘録8
祖母の入院騒ぎがあったあとお見舞いに行ったり、訓練校に通ったり、自分の病院に通院したりと忙しい日々を送っていました。
インスリン注射が効いたらしく、徐々に数値は下がっていきましたが、副作用で怠さは相変わらずでした。
その間、叔母も2回目の手術も無事に終わり、安定したので退院することが出来ましたが、今度は脳卒中で入院することに…。
でも本当の恐怖は脳卒中から退院後起きました。
近所にすんでいる叔母ですが、目の見えない叔父と二人暮らしでした。
叔父が目が見えないため、お薬を勝手に飲まなかったり、リハビリも勝手に独りでやる始末…。
そのリハビリ中に転倒し、大腿骨骨折の為再入院…。
入院から一週間ほどしたある日、入院先から叔母の様態が危険と連絡がありましたので母と一緒に病院へ。
電話で既に手術した大学病院に転院が決まっていましたが、病院についたとき叔母を見て私たちはショックを受けました。
少し子供っぽいところがある叔母でしたが、私の前ではあまり見せないようにしていました。
その叔母が病室で「あなた○○君ね、男の子なの私は分かるわ」と訳の分からないことを言っていたのです。
幻覚幻聴があるようで、さらに高熱があり、大学病院に行く前にもうダメかもしれないと愕然としました。
介護タクシーで私は叔母と一緒に病院へ、母は荷物を運ぶため自家用車で移動。
搬送中も叔母は訳の分からないことを延々と話していました。
大学病院について母と手続きをしている間に叔母は病室に運ばれていましたが、その間にとんでもないことになっていました。
奇声を上げて、大暴れし、不気味な笑みを浮かべていたのです。
悪魔つきとか、狐つきとかこんな状態の人のことだろうなとゾッとしたのを今でも忘れられません。
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